1981-07-13 第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
ということは、片っ方で、地代のときには都合よくわずか七%前後しかないところのいわゆる現実に賃貸されています地代を使いながら、今度は労賃評価のときはその地代では払えないはずの高い労賃評価をするのはおかしいではないかという基本論が実はございまして、そういう議論の線上から論議なさる方については、もし自作地地代を現実の実納小作料水準でやるのならば、労働費の評価を全く変えるべきであるという強い御意見があるわけでございまして
ということは、片っ方で、地代のときには都合よくわずか七%前後しかないところのいわゆる現実に賃貸されています地代を使いながら、今度は労賃評価のときはその地代では払えないはずの高い労賃評価をするのはおかしいではないかという基本論が実はございまして、そういう議論の線上から論議なさる方については、もし自作地地代を現実の実納小作料水準でやるのならば、労働費の評価を全く変えるべきであるという強い御意見があるわけでございまして
しかしながら、そのような評価で織り込みまする地代の高さというものが、やはり現在の小作地における実際の小作料の水準よりもやや低いのではないかというような御意見等もいろいろございましたので、最終段階におきまして政府が決定をいたしまする際には、自作地の地代につきましても、実納小作料水準というものを使いまして、これで評価をすることにして最終的な決定をいたしたのでございます。
そこで、私どもといたしましては、土地資本利子ということでものを評価する場合に、農地の売買の特性ということは先ほどいろいろ申し上げましたが、この特性からして五五%をかけない考え方には非常に問題があるということが第一点、さらに自民党の案と申されております数字を基礎にして地代をはじきますと、現在の実納小作料水準よりも相当程度高い数字になるということでございますので、私どもが地代について今回新たな方法を取り
それから地代の評価を、自作地の地代につきましても実納小作料水準をとるということによりまして五百二十九円追加をいたしました。それから生産性向上のメリットのうち半分を農家に還元するということに伴いまして二百十九円加算をいたしました。